प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

人生の意味

'09.09.07

「生きている意味は何ですか」
「人生に意味はあるのですか」

人はよく、こういう問いを発する。
それに対して、世の宗教家や道徳家、のみならず政治家や評論家や医者や弁護士までもが、「人生とは…」と語りはじめる。生半の科学者など、時には「そもそも生命とは…」などと、その起源にまで話を及ぼす(そんな物理現象なんて「私の人生」にとって何の意味もありはしないのに)。

どうして人は人生にことさらに意味を見出そうとするのだろうか。

そんな「定義」を探し歩いて、どうにか「これでいい」と思えるものを拾い上げて、それを自分の人生に貼り付けたところで、それは本当に本当の「あなたの人生の意味」なのですか?

ことさらに意味を求めて「これだ」と思って何かしら拾い上げた途端、その掌から、必ずそれ以外のすべてが漏れ落ちる。この世界が・分割され、多くのものが崩れ落ちていく。

真実は、絶対の真理・真如は、この世界の「全体の一」なのに。