प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

祈祷

'19.07.03

そもそも祈祷のイロハのイは、懺悔と調伏です。

調伏って言うと怖いようですが、自分の心が仏法を離れて疑いや無知、あるいは怒りや貪欲、具体的には三帰依そして十善戒、四無量心等から遊離して怠惰や高慢、三毒に陥ることを調えて伏するのが、それです。
祈祷とは、そのように心を作り明徴な眼を生じさせていただき、具体的な問題に対処する確かな力に導いてくださるよう、そうして善悪業を懺悔と調伏の功徳によって楽果への縁としていけることを祈るものです。

しかも基本、他者のために。

金儲けしたいとか恐怖によってするもんじゃない。

そもそも、除霊とか現世利益の祈祷とか、誤解を恐れずに言えば、ちゃんちゃらおかしい。
日常に懺悔と調伏を意識していれば、そんなもの必要ない。
ダスキンに年に何回か金払ってハウスクリーニングしたって、どうせすぐ元の木阿弥。自分で毎日ちゃんと掃除してたらダスキンなんかいらん。そういうことよ。

どうしても収拾つかんときは一緒に大掃除(祈祷)する場合もあるけど、基本、寺はダスキンじゃない。掃除道場なんだよ。