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'24.08.20
筏
修行法も経典も儀礼も教義も、それらは筏であって仮設、便宜のものだからいつか捨て去らねばならないし、覚者や成就者には別に何か特別やらなきゃならない勤行や実践があるわけではないけれど、これらの修行法や経典、儀礼、教義が無意味…
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'24.08.20
真正の宗教
最近、ますます「仏教」あるいは「◯◯教」というカテゴライズが窮屈で仕方がない。 言葉で構築されたものは、人類や地球の消滅、また宇宙レベルの幅で考えたらまことに便宜的で不十分なものに過ぎない。 その奥に語られる主客相対や人…
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'24.08.12
歩むこと
真如を体現、成就するには、まず執着やら自我意識が払底していなくてはならない。小さな波に大海がなだれ込み、自他の壁が妄想だったとわかってしまうには、波の状態を維持するサンスカーラたる執着やら自我意識があったら、決して海には…
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'24.08.12
渇き
今日は午前中に棚経をしたあと、午後は葬儀だった。 私は檀家や他人に信心や信仰を勧めはしない。勧められて得られるような簡単なものではないし、それは不可能だ。 信心や信仰は渇きに似たようなもので、炎天の砂漠に投げ出された人が…
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'24.08.01
業と行
人は「自分はそのような者である」と考えている、まさにそのような者になっていくしかない。 朝から晩まで「私は馬鹿だ、馬鹿だ、馬鹿だ」と思うなら、あなたはしっかりとした馬鹿になっていく。「私は罪人だ、悪人だ、凡夫だ」と刷り込…
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'24.07.30
人の本質
人は「自分はそのような者である」と考えている、まさにそのような者になっていくしかない。 朝から晩まで「私は馬鹿だ、馬鹿だ、馬鹿だ」と思うなら、あなたはしっかりとした馬鹿になっていく。「私は罪人だ、悪人だ、凡夫だ」と刷り込…
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'24.07.20
五色
オリンピックが開幕しますが、あの五輪マークの由来はご存知でしょうか。 白旗に青、黄、黒、緑、赤の五つの輪を描いたマークですが、俗説として、青がオセアニア、黄色がアジア、黒がアフリカ、緑がヨーロッパ、赤が南北アメリカ、地の…
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'24.07.19
法は人により…
法は人によって弘まり 人は法を待って昇る 人法一体にして 別異なることを得ず 「秘蔵宝鑰四」 …………………………………………… ここで言う「法」は法律ではなく、真如(真理)そのもの、あるいはそれを示す具体的な仏様の教え…
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'24.07.18
行学の前提
いくら素晴らしい本を読もうが、真実の言葉を聴こうが、それだけで何かが変わるわけではない。 それらを研究したり翻訳したりして細部まで検討し理解したとしても、それだけで何かが変わるわけではない。 そんなもんは単なる知識であり…
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'24.07.18
苦行とは
「仏教では苦行を禁止している」と言って、禅宗や真言宗の修行を否定する方が稀にいるんですが、そもそも「苦行」とは何か、と。その定義をせずにそう言われても困るわけです。 ふたつの観点でこれを考えると、まず苦を固定化して、一律…