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'24.07.20
五色
オリンピックが開幕しますが、あの五輪マークの由来はご存知でしょうか。 白旗に青、黄、黒、緑、赤の五つの輪を描いたマークですが、俗説として、青がオセアニア、黄色がアジア、黒がアフリカ、緑がヨーロッパ、赤が南北アメリカ、地の…
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'24.07.19
法は人により…
法は人によって弘まり 人は法を待って昇る 人法一体にして 別異なることを得ず 「秘蔵宝鑰四」 …………………………………………… ここで言う「法」は法律ではなく、真如(真理)そのもの、あるいはそれを示す具体的な仏様の教え…
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'24.07.18
行学の前提
いくら素晴らしい本を読もうが、真実の言葉を聴こうが、それだけで何かが変わるわけではない。 それらを研究したり翻訳したりして細部まで検討し理解したとしても、それだけで何かが変わるわけではない。 そんなもんは単なる知識であり…
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'24.07.18
苦行とは
「仏教では苦行を禁止している」と言って、禅宗や真言宗の修行を否定する方が稀にいるんですが、そもそも「苦行」とは何か、と。その定義をせずにそう言われても困るわけです。 ふたつの観点でこれを考えると、まず苦を固定化して、一律…
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'24.07.17
筏
あらゆる主客分別、言説や認識、教説などは詰まるところ世俗であり、真如も真如と言った時点で真如ではないのだけれど、以言遣言、致し方ないから真如と言うしかない。 その有無を超えた真如の事実からは、仏教もヒンドゥーもイスラーム…
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'24.07.17
ローカーヤタ
クリスチャンやムスリム、ヒンドゥー教徒やその他の宗教者に対して、それをことさら否定して仏教徒にさせようとは思わない。それぞれの教えの善き信徒になれば良い。 ところで、六師外道というのがあり、ジャイナ教なんかもそれに含まれ…
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'24.07.10
時局の言説
近代仏教期、明治大正期に真摯に仏教や社会について考えていた仏教者が、昭和に入る前後から急激に国家主義や日本主義に傾いて皇道仏教を振り回し始め、戦後すぐに平和と民主主義を語り始めるのを眺めながら、結局のところ維新以降、いや…
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'24.07.10
アートマン
シヴァ再認識派の非限定的な認識主体と限定的な認識主体の話や「無我説批判」についての論文を斜め読みしてると、やはりアートマンに関わる微妙な相違を感じざるを得ない。 それで思い出したこと。 ヴェーダーンタ協会のメーダサーナン…
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'24.07.06
密教あるいは神秘主義
密教って、一般的には如来秘密と衆生秘密で説明されますが、その根っこには「表層的な理解」つまり「一般概念や言語分節」「セクトやドグマに立脚した相対的な理論や教義」による記述は不可能であるという含意もあるんだよ。 その突き抜…
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'24.07.06
祈り
「祈ることしかできない」という言葉が昔から嫌いだ。 それは無力の弁明であるか、あるいは無力の証明でしかない。 「寺(ヒマラヤ山中でも砂漠の僧院でも)に籠もって修行や祈りにリトリートした一生を送るなんて、自己満足で無意味だ…
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