प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

見よ。

'18.10.08

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さらに《楽》であると言うものを、
尊ぶべき人たちは《苦》であると言う。
さらに《苦》であると言うものを、
尊ぶべき人たちは《楽》であると知る。
理解しがたい道理を考えよ。
無知な人々はここでまごついている。

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覆われた人々には闇があり、
よく見ない人々にとっては暗黒がある。
深く考える人々には開かれている。
あたかも、よく見る人々には視界が開けるように。
真理に至る道について正しい知識を持たない人々は、
それを目の当たりにしても解らない。

「スッタ・ニパータ」

……………………

仏教の真骨頂は、いわゆる「ジョーシキ」で考えてはわからない。
道徳だとか倫理だとか慣習、伝統や前例や「みんなそうだから」とか、あるいはそもそも感覚的な「前提・常識・普通」というものの欺瞞や虚構。そういうものを簡単に受け入れてはならない。
しかしそれは反発しろ、ということではない。反発するということは、「それら」を実は受け入れていることのネガなのだから。

見よ、見よ。

………

しかし、いったい「誰が」「何を」見ることなどできようか?

ここが分水嶺だ。

そうやって、ようやくあなたはすべてを見ることになるだろう。