प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

糞転がし

'21.03.16

鴉の目は唯だ腐ちたるを看る 狗の心は穢わらしき香に耽る 人皆蘇合を美みす 愛縛蜣踉に似たり

烏は腐ったものを狙い、犬は汚らわしい糞尿に耽り、人間は芳香を喜ぶ。その愛着の念は、糞を転がす虫に似ている。

「性霊集一 山に遊ぶ」

…………………………

腐ったものや糞尿よりも、芳香のほうが優れている…とはまったくここでは述べられていません。同じなのです。それぞれの立場で「好ましいもの」に執着して糞転がしのようにそれをこねくり回すならば、いずれにしても愚かであり、迷いの泥沼からは逃れられず、苦の生存を延々と続けるしかない。