प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

'21.08.01

高山漢を干し曽台天を切ると云うと雖も しかも損減せざるは大虚の徳なり 劫水地を漂わし猛火台を焼くと云うと雖も しかも増益せざるは大虚の徳なり 一心の虚空もまたまた是くの如し

天空を切るように聳える峻険な峰であっても、虚空は減少しない。大地を流す洪水や山林を焼き尽くす火事であっても、虚空は微動だにしない。現象に左右されない心の本源も、虚空と同じである。

「吽字義」

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人生には良いことも悪いこともあるけれど、それらの浮沈に心が溺れるならば、どのみち苦に帰結するしかない。しかし波がどれほど荒れ狂っていても、少し潜れば穏やかなもので、さらに深く潜れば無差別一体の海そのものになる。
波が砕け散り移り変わりしても、海はただ、海。