प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

涅槃

'18.02.15

十号の如来も滅を林中に唱え 三明の聖者も悲を河辺に起す いかにいわんや凡庶の類 誰か久しく保ち 霜露の質なんぞ永く存せん

釈尊は沙羅の下で入滅し、阿難尊者も河の畔で悲哀を誘った。ましてや凡庸かつ露のような凡人が永久に存在することができようか。

「大日経開題 降崇」

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2月15日は、涅槃会。
如何なるものも移り変わり、永遠にはありえない。一切すべてが、儚いものだ。覚りや涅槃や仏や浄土ですら、もしそれらを「ある」と思うならばいつか消えゆく。「ない」と思うならばいつかまた現れる。そういうものだから、教説や仏や浄土が現前する。

超えよ、超えよ。超えるものなく、超える人なし。
そうして超えよ、歩め。

苦を超えよ、涅槃を超えよ、コトバを超えよ。