प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

善悪苦楽

'18.12.15

因果は信ぜずんばあるべからず
罪福は慎まずんばあるべからず
鐘谷の応まことにゆえあり

原因と結果は信じなければならない法則であり、罪と福は慎み方の結果である。この道理は鐘が谷にこだますることと同じである。

「十住心第三」

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仏教における道徳律はこれに尽きる。
罪と福というのは、苦楽と言い換えてもいいけれど、善悪は必ず罪福・苦楽として自分がそれを受けなくてはならない。そうして苦と楽は常にセットだ。
一時はそこから逃れることは出来たとしても、どれほどわずかなものであれ、必ず実を結ぶ。
本当は善悪苦楽を超えて行かなくてはならないけれど、一足飛びには難しい。だから善悪苦楽を超える道を求め歩むための環境を、まずは整えなくてはならない。そのためにはなるべく福・楽なる状態でなくては、そういう気持ちすら起こすことは難しい。
だから、善を為せ。