प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

'18.01.19

四大の疾は薬針の治する所 一心の患は深法よく療す

身体の病気は薬や鍼灸によって治療し、心の疾患は仏の深い教えによって癒される。

「拾遺雑集二十」

…………………………

心身はまったく別じゃないので境界線は曖昧ですが、病気になれば基本的には病院に行くべきだと思う。精神疾患も物理的療法が有効な場合が多いし。特に精神疾患の場合は下手な宗教に頼ると自分も生活も悪化する場合がある。
じゃあ宗教、特に仏教は無力かというとそうではない。加持によって病が癒されるかどうかは取り敢えず棚上げするにしても(その是非には多様な見方があるだろうし、ここで議論はしない)、いずれにしても人はいつか病に冒されて死ぬのです。どうやったって、「いよいよあかん」時がきます。治療も祈りも効かない時がきます。その時、どのような心であり得るのかという根本的な「健康」を担保するのが、仏法です。ですから誰でも今から治療を始めるべきです。今がまだ早すぎることはないし、遅すぎることもない。今、です。今でなければ、それは遅いのです。