प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

脚下照顧

'13.06.23

その場でできない奴は、どこに行ったって何も出来ない。

日本じゃダメだ、ミャンマーやタイに行かないと…
田舎ではダメだ、都会じゃないと…
この学校じゃダメだ、もっと違う学校に行かないと…
この仕事じゃダメだ、もっと輝ける仕事があるはず…
結婚してたらダメだ、出家ではないと…
真言宗じゃダメだ、念仏ではダメだ、禅ではダメだ…
この学歴では不可能、この環境は無理だ、この経済状態ではあかん…
今日は吉日、凶日、良い方位、悪い方位、これは良い人、こいつは悪人…

たぶんそういう人は、どこに行っても青い鳥を求めて彷徨うだけ。

今、ここ、自分のある場所。
そこをしっかりと捉え、そこを改善して進んで行くことができなければ、
どんなに「良い環境」のところに行っても、いつまでも何もならない。
完璧な場所などないのだから。
また、どんな場所でも完璧なところなのだから。

すべて単純に受け入れてあきらめろ、と言うのではない。
間違った事もある、改善すべき事もある。
しかし、それらの中に真実があり、それらの中にしか真実は無い。
そうすれば、機縁に従って自然に色々なものが巡り、動く。
縁のある場所、縁のある仕事、縁のある人生が立ちあがる。

見出す事…正しく「諦める=明らめること」
それだけ。
見出せば、娑婆即寂光土。即今が往生、仏国土、真如。
仏光に境界もなければ、上下も方角も何もない。
絶対の一なる世界。

自戒自戒。