प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

時の流れ

'22.06.08

撫塵は昨なれども不惑は催す

『性霊集三』

砂遊びの子供時代は昨日のようだけれども、はやくも四十歳を迎えた。

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昔の四十は今では六十歳、というところでしょうか?
私も痛感していますが、時間にすると本当に一生は短いものです。

私も高校卒業から約三十年。卒業はつい最近のような気もしますが、すぐでした。逆にあと三十年もすれば(生きていれば)七十代後半。

そもそも高校卒業時点では、私の親も40歳を少し越えたくらいの年齢でした。とっくに私はそれより年上。

そう考えると本当に「時」は残酷なようですが、モノゴトは常に流れ変化していきます。なにひとつ、とどまるものはありません。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

とどまらないから、美しくもある。

悔いなく過ごしたいものです。