प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

浄土とは

'23.02.23

「一世界一仏」原則は、文字通りそれを宇宙論的に捉えたら正直、あまりに形式主義的でピンと来ない。
しかし真如や如来蔵思想的な考えによれば、そもそも「世界」とは何であるか…。
様々な世界(浄土)や如来の一多が果たして問題となり得るのかは微妙で。

極楽往生なり何なりは如何なる世界か、それは雛形であり伝記であり、「あなたが実現すべき」浄土ではまったくないのではなかろうか、と。

あなたの世界には欠片ほどの浄土も自覚されておらず、あなたが実現しない限り浄土はそもそもこの世界には、ない。
あなたが自覚して成就すべき浄土、それは他者が達成し客体的に措定された他方世界の浄土ではなく、あくまで無仏無浄土のあなたの世界(娑婆世界)に建てられる主客不二の浄土(密厳国土)でなくてはならない。

そしてその浄土を実現した暁には、あなたはもはや何かと別立された特定の浄土には用がないのだろうし、一世界も一仏もなく、それは有無や限定を超えたものであることを知るのだろう。