クリスチャンやムスリム、ヒンドゥー教徒やその他の宗教者に対して、それをことさら否定して仏教徒にさせようとは思わない。それぞれの教えの善き信徒になれば良い。

ところで、六師外道というのがあり、ジャイナ教なんかもそれに含まれますが、その中にローカーヤタ(唯物論者、断滅論者)というのがある。六師外道というのは正統バラモン教以外かつ仏教ではない教えの代表的なものだけれど、そのうちのローカーヤタに関しては実はもっとも強力な立場であって、実際に日本では最大の勢力を誇り、僧侶や仏教学者にすらローカーヤタの徒が非常に多く見られる。
これは組織化されていないけれど、「常識」の服を着て浸透している。その立場で仏教徒の信や考え方にコミットし、内部から仏教、ダルマを破壊し、腐らせていく。
そしてローカーヤタは仏教のみならず、あらゆる宗教を破壊していく。

各宗教者は相互に啀み合い争っている場合ではなく、このローカーヤタにともに立ち向かうことの方がむしろ大切なのではなかろうか、と。