法句経を読む 6
'25.11.05「われらはここ
死の領域にあり」
道を異にする人々は
このことわりを知らず
このことわりを知る
人々にこそ
かくていさかいは止まん
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯
道とは仏教だのバラモン教だのキリスト教だのというより、「我々が死の領域にあること」を知らぬ世俗主義者、あるいは刹那的快楽主義者、思考停止した凡俗の者を指していると考えられる。
自称仏教徒、僧侶にもそのように生きて死ぬ者が山のようにいるだろう。彼らはすべてが奪われていく死の床で恐れ、惑う。
死の領域にあることを知ればこそ、死を超えたいと願う。そのような人は他者もまさに死に瀕していると理解するし、もはや他者と争っている暇もなければ、そこに意味を見出しもしない。