法句経を読む 7
'25.11.05世のことすべて美しと見
諸根ただおもむくにまかせ
口にするもの節度なく
こころはよわく はげみ少なし
誘惑者はかかる人を
その魔手にはとらえん
まことに かのつよ風の
力よわき樹木を吹き倒すごと
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悪魔は常に隙を狙っている。それは心の弱い部分…つまり怠惰、恐れ、猜疑心、怒り、貪欲、孤独、あきらめ、敵意、高慢…ありとあらゆる精神状態につけ込む。
悪魔は単なる比喩ではない。それは、存在する。
しかしブッダではない凡なる人間は、たしかに努力はせねばならないけれど、心の隙を自分で完全に塞ぐことは到底できない。
だからその隙間に詰め物が必要になる。
それは信だ。信仰だ。
真如法身、大きく私たちを包み込む絶対的な存在に、この隙だらけの心を明け渡し、悪魔の出入りを防がなくてはならない。