法句経を読む 8
'25.11.05世のことすべて美しとは見ず
諸根はよくととのえられ
口にするもの、定量をこえず
心信に、はげみはつよし
誘惑者もかかる人を
その魔手にはとらうすべなし
まこと、つよ風に
微動がぬ岩山のごと
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世の中のものはすべて移り変わる。お金も健康も人も心も山も川も、宇宙すべて刻々と移り変わる。今あるものは明日には崩れ、今なきものも明日には現れ出す。
何にしがみついて生きているのか。何一つ頼るべきものはこの世界にはないのに。
揺るがぬ岩山は果たしてあるのだろうか。永遠に変わらぬ岩山は。
目で見て耳に聞くようなもの、頭で想像できるようなものは、一つ残らず消え去るのに。
ただ、そんな泡沫の現象世界の裏側に、それらすべてを飲み込みながら、やはり確かに永遠に変わらぬ岩山のようにすべてを包んですべてのすべてとして、「それ」が、ありてある。
心を超えたそれを知りたければ、我が心をまずは、探れ。