法句経を読む 14
'25.11.05こころこめて
葺かれたる
屋舎に
雨ふるとも
濡れやぶることなし
かくのごとく
よくととのえし心は
貪欲もるすべなし
……………………………
心は猿のごとく、落ち着きなく常にあちこちに飛び回る。あるいは沼にはまった猿のように、絶望の中でじっと俯いて重く沈み込む。
いずれも、この無常でかりそめの心が主人のように振る舞い、荒れ狂う波が静謐な一大海の存在を忘れさせるように、真実の法身真如を隠没させてしまう。
隠没させたがる心もまた、波である限り一大海であるにも関わらず。
だから私たちは常に気を付けて、この心とやらを真剣に陶冶しなくてはならない。