法句経を読む 18
'25.11.06善きことを作す者は
いまによろこび
のちによろこび
ふたつながらによろこぶ
「善きことをわれはなせり」と
かく思いてよろこぶ
かくて幸ある行路を歩めば
いよいよ心たのしむなり
……………………………
善とは何か。
それは、自他を分け隔てない心だ。それをたとえば真如、般若智、入我我入、主客不二、絶対、お好みならば梵我一如と言っても良いけれど、要はその事態に指向する心のあり方を善と言い、逆に自他を分け隔てて区別し、差別、自己愛、エゴ、相対的な愛憎、好き嫌い、そのような心のあり方を強化するのが悪となる。
善き心からしか、真実の慈悲や愛は出てこない。その真実の慈悲や愛は畢竟、見返りも求めず、結果を顧慮せず、ただひたすら慈悲や愛が慈悲や愛であること、それそのものが単刀直入に働くだけの話だ。
そこに安楽があり、平和がある。