प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

  • '19.04.10

    「仏教では神の存在は認めるが意義は認めない」とか、「一神教とまったく概念が違うのが仏教」という説にはどうにも違和感があるんだよなぁ。 だいたい、天部の神を一神教のゴッドと対置できるのだろうか。むしろ天使の類ではなかろうか…

  • '19.04.07 天上天下唯我独尊

    天上天下唯我独尊。 文字通りに読むと、「この全宇宙において、ただこの私だけが尊い」となり、いささか傲慢な感じを与える言葉です。 この言葉は、お釈迦様がご誕生されてすぐに七歩歩いて、天と地を指差しながら言われた言葉だとされ…

  • '19.03.27 六波羅蜜

    大乗仏教の実践の基本は六波羅蜜です。 原理的に波羅蜜乗と真言乗を分離していく考え方もあるのですが、如何にしても現実生活においては具体の実践方便は重要であって、その根本はやはり六波羅蜜であります。 この六波羅蜜は様々な経論…

  • '19.03.23 善哉

    始めあれば終りあり 生ある者は死あり 合会は離るることあり 良(まこと)に以(ゆえ)あるかな 始めがあれば終わりがある。生があれば死がある。会えば別れがある。これらは真実である。 「性霊集八」 ………………………… この…

  • '19.03.06 報恩

    風かに聞く 三世の如来 十方の菩薩 四恩の徳を報じて悉く菩提を證す 聞くところによれば、すべての仏菩薩は、あらゆる恩に報いて悟りを獲られたという。 「性霊集八 仏経講演表白」 ………………………… 3月8日は、渋谷駅前に…

  • '19.02.26 末法

    「末法」って言葉、当たり前のように使いますけれど、修行の果の問題として、真言宗や禅宗系ではまったくそれ認めてないのです。浄土系や日蓮系での問題設定で末法というのはその限り理はあることなんですが、一般化しては語れません。 …

  • '19.02.10 幸福と不幸

    トルストイの『アンナ・カレーニナ』に、「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」という有名な言葉がありますが、宗教においても、愛なり慈悲なりに満たされた信仰にある人は似たような根源…

  • '19.01.29 思いやりを育む

    何かを信じ一心不乱に打ち込む心は大切です。しかしその心が柔軟さを失ってしまっては、いつか折れてしまったり、周りが見えなくなって人間関係を損なってしまうこともあります。 弘法大師は、以下のように仰っています。 …………………

  • '19.01.22 実践

    若し法身は無始の時より無差別無数量なるも 法身を得んが為には、応に功用を作さざるべからず 仏の究極的な法身は本来的に時間を超え分別次元を超えていると雖も、自分自身が法身となる、つまり覚りブッダとなるには、努力し実践しなく…

  • '19.01.11 人間崇拝

    当に知るべし、衆生は自ら度するべきものにして、仏は度すること能わざることを。努力よや、努力よや。自ら修して他の仏力に椅ることなかれ。経に云はく、夫れ法を求めむ者は仏に著いて求めず。 『頓悟要門』 …………………………………