प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

  • '19.12.08 無執着

    種より樹 及び華果を生ず 種なくば 華果 悉く皆なし 発心して 仏菩提の為めにせずんば 修行は 終に菩提の果に遠ざからん 亦 船師の善く済度するに 両岸に著せず 中流に非ざるが如し 善薩 無所著を修行せば 乃ち 仏菩提の…

  • '19.11.13 普遍

    死んだらどうなるか。 無になる、天国や地獄に生まれる、大きな存在(神など)とひとつになる、何かに輪廻(転生)する、霊になってさまよう…色々な見解が人類の歴史を通じて表明されてきた。蓋然性の高低も立場や時代や地域によって違…

  • '19.11.03 我慢と忍耐

    「我慢」とは、大辞泉によれば、 【一】 感情や欲望のままに行動するのを抑え堪え忍ぶこと。辛抱すること。 【二】 ① 〘仏〙 七慢の一。実際には存在しない我が自己の中心にあると考え、それを根拠として行動する思い上がった心。…

  • '19.10.30 伝統のおわり

    世界文化遺産。 遺産。 伝統の消費財化。 モノだけではない。 思想も。 また技能も。 すべて博物館に陳列される。 遺産、ということ。 過去の遺産は大切に。 保存しよう。 天然記念物のように。 ショーケースの向こうに。 説…

  • '19.09.07 筏、六文銭

    筏に遇うて彼岸に達しぬれば法すでに捨つべし 自性なきが故に 筏に乗って仏の岸に着けば、筏は捨てられる。 筏はさとりへ導く手段であるから。 「秘蔵宝鑰 第九」 ………………………… 令和さいしょの秋分の日、つまりお彼岸の中…

  • '19.09.06 娑婆即…

    娑婆は厭うべき所 閻浮は楽しみ寝ぬべきに非ず この世は苦しく厭うべき所であり、楽しんで生活できる世界ではない。 「性霊集十 九想詩」 ………………………… 娑婆即寂光土、娑婆即密厳国土ではあるが、三毒無明の目で眺めたら、…

  • '19.08.20 彷徨

    生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終りに冥し 生と死を繰り返している生命は、生まれてきた根源も、死んでいく先も知らなく、闇をさまよい続け、仏の光を見ない状態である。 「宝鑰序」 ……………………………

  • '19.07.13 密厳浄土と輪廻

    我々は、死ねばどうなるのか。 今は「近代仏教学」だの唯物論的科学主義だのに依拠した「常識」とやらで、輪廻も浄土も「単なる喩え」や「倫理上の要請」だの、「インド思想的な考えを仮に利用しただけ」などと言われたりするが、果たし…

  • '19.07.07 自我意識

    未だあらじ 一味美膳を作し 片音妙曲を調うる者は ひとつの味だけで美味しい料理を作ったり、ひとつの音だけで素晴らしい曲を演奏したりすることなど、未だかつて一度もない。 「性霊集十 種智院式」 ………………………… 令和に…

  • '19.07.03 祈祷

    そもそも祈祷のイロハのイは、懺悔と調伏です。 調伏って言うと怖いようですが、自分の心が仏法を離れて疑いや無知、あるいは怒りや貪欲、具体的には三帰依そして十善戒、四無量心等から遊離して怠惰や高慢、三毒に陥ることを調えて伏す…