प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

  • '15.01.19 私は誰であるか

    プロ野球を観戦することと、プロ野球選手であることはまったく別のことである。 そんなことは誰でもわかる。 仏教学・教学を理解することと、仏教徒であることとはまったく別のことである。 これは誤解している人もいるけれど、いわゆ…

  • '15.01.03 僧侶の結婚

    ・質問 お坊さんは結婚してもいいのですか? ・答え 「出家」と「在家」という言葉を聞いたことがあると思います。 出家とは、文字通り「家を出た」ということですので、家族を持たず・俗世に留まらずに、ひたすら仏道修行だけに専念…

  • '14.11.26 水と氷

    仏と衆生とは、水と氷のごとし 抜隊得勝(1327-1387) ………………………… 抜隊得勝は南北朝時代の臨済宗向嶽寺派祖。 ここでいう「水」とは仏・真如・世界いっぱいの大きないのち。「氷」とは私たちの迷いの心・分別心・…

  • '14.10.06 以心伝心

    秘蔵の奥旨は文を得ることを貴しとせず。ただ、以心伝心に在り。文はこれ、糟粕。文はこれ瓦礫なり。糟粕瓦礫を受くれば、すなわち粋実至実を失う。学ぶも信修なくんば、益なし。 本当に大切な意味というのは、ただ文章を読むだけで良い…

  • '14.07.25 無我と霊魂と輪廻

    高名な仏教学者である奈良康明師の文章を読んだのですが、ひっかかりました。 浄土宗出版社の新刊書です。 輪廻や魂が実際に「あるか・ないか」という事は別にして(ここでそんな水掛け論をするつもりはありません)、「無我」であれば…

  • '14.07.21 師弟とは

    私は浄土真宗については門外漢で、その教えに関してもまぁ、正直なところどんなもんかね…私はこれはちょっとなぁ、という感覚なのですが、歎異抄に出てくる次の言葉には考えさせられるところが多いです。 念仏は、まことに浄土に生まる…

  • '14.06.29 野球と人生

    よくマラソンを人生に譬えることがありますが、人生なら野球でしょう。 野球は九回までありますが、それに人生を配当すると、0~9歳までは試合前の準備期間。十歳代で一回表裏、二十代は二回、五十代は五回、九十代が九回、百歳超えた…

  • '14.02.07 涅槃会

    後京極摂政前太政大臣 藤原良経   夢の世に『新勅撰和歌集』より 夢の世に月日はかなく明くれて 又はえがたき身をいかにせん 夢のようなこの世に月日ははかなく流れていく。幸いに人として生まれたこの身をどのように生きていこう…

  • '13.08.01 静寂と明晰

    人生においては様々な経験をします。それほど波乱万丈ではない平凡な人生であれ、刺激のない人生であれ、人はその刺激のなさを対象にして心を右往左往させていくもので、それらの心の動きと蓄積を、まさに「経験」と呼ぶのです。決して、…

  • '13.07.14 位牌堂

    以下は故・五来重大谷大学名誉教授の説を元にしています。 五来重(明治41年~平成5年)は高野山大学教授も務められ、仏教民俗学の分野の代表的な学者であり、娘婿は現・高野山真言宗総本山金剛峯寺維那(奥の院の弘法大師御廟の仕侍…