प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

  • '10.11.13 真言・マントラ

    真言・マントラというのは素晴らしいものです。僕はほとんど「mantra yogin」…と言うのは僭越で言い過ぎなんですが、自行の根底は真言念誦です。 さて、真言というのは陀羅尼→真言→種字と推移するだとか、密意語だから意…

  • '10.09.30 光明真言

    真言は不思議なり 観誦すれば無明を除く 一字に千理を含み 即身に法如を證す 真言の力は不思議である。ひたすら真言を唱えているだけで苦悩が取り除かれる。なぜならば、真言一字の中には無数の意味が含まれ、この身に応じて真理が示…

  • '10.08.20 認知と解体

    たとえば、怒りの感情によって苦しむ人がいる。 その時、「慈悲の心を成長させなさい」という類いの応答をする僧侶や人が、案外、多いのではないだろうか。もちろんそれは間違っていない。正しいだろう。そしてまったく役に立たない正し…

  • '10.08.11 葬儀は誰のため?

    葬儀は生きている遺族の心のケアの為にするのだ…とか、「死」を残ったものが受容するための伝統的社会システムだ…とか、そういう言説がよくあります。 まぁ確かに、民俗学的に葬送儀礼を考察すれば、そうなるのでしょう。また、葬儀に…

  • '10.08.01 空の分別

    法には実も無く虚も無し 虚実の二迷ともに遣るが故に無虚無実と言う これはこれ真空の理なり 真理には実像もなく虚像もない。二辺の迷いを離れているから虚もなく実もなしという。これが空の理法である。 「一切経開題」 ………………

  • '10.07.20 維摩の黙雷

    真理とは客観的なものかどうか。 仏教において、純客観というものは存在しない。無明妄念の生起の端緒に、主・客の分別が起こる以上、客観は妄念による概念であって、それは決して真理ではあり得ない。もちろん主観的なものでは、更にな…

  • '10.07.19 葬儀・布施

    イオンが葬儀に進出するらしい…というのは知っていましたし、そうなると布施にも定価をつけて来ることはわかっていたことです(それが「単なる目安」であっても、一覧表にしてしまえばそれは「定価」として認識されます)。それに対して…

  • '10.06.20 水のこころ

    日蓮聖人の御遺文である『上野殿御返事』に、 今の時、法華経を信ずる人あり。或は火のごとく信ずる人もあり。或は水のごとく信ずる人もあり。聴聞する時はもへたつばかりをもへども、とをざかりぬればすつる心あり。水のごとくと申すは…

  • '10.06.07 仏教と道徳

    ・質問 仏教は人生訓や道徳とどう違いますか? ・答え 人生訓や道徳というのは、基本的には「この世界は確固とした秩序のもとに実在している」ことを前提に組み上げられた、社会的関係を円滑に進めていくための技術あるいは心の持ち方…

  • '10.05.23

    この世は橋である。だから渡っていきなさい。そこに家など建ててはならない。 インドのデリー郊外にあるアクバル大帝の旧都、ファティープル・シークリーに碑文があり、上記の言葉が刻まれているそうです。私も一度、そこを訪れたことが…