प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

  • '22.02.07 薬師如来の信心

    自他平等にして妄執を断割し  怨親斉しく沐して転禍為福せん 「性霊集六」 自他ともに平等に煩悩を断ち、怨親を超えて仏に救われ、禍が福に転ずることを祈る。 ………………………… 2/8は旧暦では新年になり最初の薬師如来の御…

  • '22.01.06 今年の抱負、は要らない

    宜しく汝等二三子等 熟ら出家の本意を顧みて 入道の源由を尋ねよ (性霊集九) 弟子たちよ、出家した動機を思い出し、仏道入門の真意を忘れてはならない。 ………………………… 令和4年が明けました。 毎年年頭に、「今年の抱負…

  • '21.12.28 主人公

    我必ずしも聖に非ず、彼必ずしも愚に非ず。 共にこれ凡夫なるのみ。 聖徳太子『憲法十七条・第十』 ………………………… 賢愚凡聖、あるいは貧富貴賎などなど、必ずその判断には相手があります。対立する相手を決めてから、さて「ど…

  • '21.12.07 毒と薬

    愚に於ては毒と為り 智に於ては薬と為る 故に能く迷いまた能く悟るという いかなるものごとも、愚か者には毒となり、賢い人には薬となる。ここに迷いと悟りの差がある。 「声字実相義」 ………………………… 私たちが生きて生活す…

  • '21.11.02 止観

    『大乗起信論』における実践の奢摩他観・毘鉢舎那観、つまり止・観について以下に概要を示す。実践の基本は真言念誦に尽き、そこにすべての行が含まれているが、時に応じてこの奢摩他観・毘鉢舎那観を行ずることで一層の進展が望めるであ…

  • '21.10.31 大乗起信

    波は海。我々の平凡なる心(衆生心)こそが波であり、しかし海そのものである。不一不異。 一大海は心真如。有無や主客を絶した離言真如(生滅と関わらない恒常の仏智・無量の性功徳を内実とする真如)。絶対無分別の全一的意識。この離…

  • '21.10.16 天田荒神社

    少し必要があり、福楽寺にある天田荒神社についてまとめました。 由来 江戸時代以前、正八幡宮東方の荒神原の岩清水の湧く場所に、かつて荒神様が祀られておりました。享保十三(一七二八)年の古文書によれば、この荒神原の荒神社は天…

  • '21.10.07 心を定める

    能求の心とは 譬えば人あって善と悪とをなさんと欲せば 必ず先ずその心を標して 而して後にその行を行ずるが如し云々 求菩提の人も亦また是くの如し まず心を起こすところから始まる。心が動いてから善悪の形が表れる。悟りへの道も…

  • '21.09.17 加持

    もしあなたが仏の与えるものを受け取るならば、仏はあなたの祈りを受け取るだろう。だからお願い事をくだくだしく述べたり祈りが通じないと愚痴を言う前に、今ここにある仏の加持をこそ信じて受け止めるのが先決で、加持を感得すれば大概…

  • '21.09.15 線香の煙

    最近は「煙の出ない線香」みたいなものが流行していますが、仏教的にはどうなんでしょうか。 弘法大師『宗秘論』に、 香は能く穢悪を除き 煙気は雲生に像る 慧雲法雨を含んで 恒に群生を潤すに擬す とあります。 つまり線香はそも…