प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

  • '21.09.11 イコン

    如来には固定化された形はないし、すべてのものにも固定化された形はない。それらは無自性であり空である。 だからといって仏像や仏画やこの肉体や人間や動物や諸々のも無意味なわけでも妄想なわけでもなく、すべてはその姿なき「それ」…

  • '21.09.06 縁起

    弘法大師の作られた漢詩に、「十喩を詠ずる詩」という連作がありますが、その最初に「如幻の喩を詠ず」という作品があります。 吾れ諸法を観るに譬えば幻の如し(あらゆる現象やものを観察すれば、すべて譬えれば幻のようなものである)…

  • '21.08.23 〇〇らしく

    釈尊も仰せのように、「人はバラモンとして生まれるのではなく行いによってバラモンとなる」「バラモンと人は言おうとも、耕すものは農夫でありバラモンではない」「人は、為したとおりの者となる」。 ア・プリオリに人は何者かではなく…

  • '21.08.23 無明

    穢身を悪んで、仏身を尊ぶ。 これを無明と名づけ、又、妄想と名づくなり。 覚鑁「阿弥陀秘釈」 …………………………………… 縁起・無自性・空である。 無明とは何か。それは分離である。分割である。 主客相対に思考が縛られて、…

  • '21.08.21 形式と内実

    法は本より言なけれども 言に非ざれば顕われず 真如は色を絶すれども 色を待って乃ち悟る 仏法は本来ことばを離れているが、言語手段がなければ我々には理解ができない。真理も形から隔絶されているが、形によって悟ることができる。…

  • '21.08.14 お盆

    三界法水に沐し 六趣甘露に飽き 同じく愛纏を出でて 共に覚道を成ぜん すべての生き物が仏の教えを蒙り、地獄餓鬼乃至人間天界の者も甘露を味わって、皆ともに愛執から離れて覚りへの道を歩もう。 「性霊集六 天長皇帝雨乞」 ………

  • '21.08.01

    高山漢を干し曽台天を切ると云うと雖も しかも損減せざるは大虚の徳なり 劫水地を漂わし猛火台を焼くと云うと雖も しかも増益せざるは大虚の徳なり 一心の虚空もまたまた是くの如し 天空を切るように聳える峻険な峰であっても、虚空…

  • '21.07.31 応病与薬

    薬に貴賎あること無し 病を差すをすなわち妙とす 薬には良いも悪いもない。それぞれに病気を治す勝れた特徴がある。 「宗秘論」 ………………………… 僕たちの悩みや煩悩の種類浅深、性格や機根の違い、周辺環境や人間関係など、ゴ…

  • '21.07.08 折れるな

    袋きたなしとして、金(こがね)を捨つる事なかれ、伊蘭をにくまば、栴檀あるべからず。谷の池を不浄なりと嫌わば、蓮を取るべからず。 日蓮聖人『祈祷抄』 ……………………………… 心が折れそうなときには、これを思い出そう。 負…

  • '21.07.02

    色に耽る飛蛾は炎を払って身を滅ぼし 酒を好む猩猩は瓮の辺に縛せらる 色欲に飛びまわる蛾は火に飛びこんで身を焼く。酒を好む大猿は酒壷に近寄って捕らえられてしまう。 「宝鑰第四」 ………………………… 南方においては一切の酒…