-
'25.10.29
無我と真如
空(くう)とは諸法の「縁起・無自性」を言う。 一切皆空とは、有無相対世界、つまり私たちがおよそ概念化したり対象化したりしている全世界すべての事象を指す。 これが基本。 つまり、空とは有無相対世界を撥無する概念である。 そ…
-
'25.09.23
密厳浄土と輪廻
我々は、死ねばどうなるのか。 今は「近代仏教学」だの唯物論的科学主義だのに依拠した「常識」とやらで、輪廻も浄土も「単なる喩え」や「倫理上の要請」だの、「インド思想的な考えを仮に利用しただけ」などと言われたりするが、果たし…
- '25.09.23 水波の喩
-
'25.03.25
恩
仏教では修行や覚りが重視され、家庭生活や親子の関係が等閑に付されているというイメージがありますが、果たしてどうでしょうか。確かに親子の情よりも仏道を歩むことを重く見ているのは確かなのですが、だからといって家庭生活を無視し…
-
'25.03.07
根源
【「位格的神」は既に幻影に属しており、彼はそれの「相対的に絶対的な」頂点である。彼は宇宙生成的投影の極限にまで至る相対性の全領域をある意味で包含している】 フリッチョフ・シュオン「形而上学とエゾテリズム」 ……………………
-
'25.02.27
世界海
或いは衆生有りて、一乗別教に於て、解行満じ、已に果海に証入する者は、則ち上の諸教は並びに是れ無尽の性海、縁に従いて成ずる所なり、更に異事なしと見る。是の故に諸教は即ち是れ円明無尽の果海の具徳、難思にして不可説不可説なり。…
-
'25.02.27
鎖
悪は鉄の鎖、善は金の鎖。 不幸は鉄の鎖、幸福は金の鎖。 苦は鉄の鎖、楽は金の鎖。 鉄の鎖を解き放っても金の鎖にまた縛られるなら、実際には何も変わりはしない。相対性の鎖をすべて砕かなければ、自由にはなれない。
-
'25.02.27
道
私は宗教に関しては、(理解力が及ぶか否かはともかく)教理教学方面や思弁哲学的な本を読むし、どちらかと言うとその方向から深めていくのが性に合っている。 とは言え、宗教、あるいは信仰/信にとって最終的にはそんなもん枝葉末節な…
-
'25.02.24
隠没
ghaib 隠没 有無相対の彼岸にあるその地点、離言真如。 神とは何か、一者とは何か、如来とは何か、私とは何か。 覚りと迷いとは何か、私はどこに向かうのか、「どこ」とは何か、そしてまた、私とは何か。 宗教とは、概念分別と…
-
'25.02.24
暇つぶし
近現代、広々として未知の領域がたくさんあった世界が交通や情報革命でどんどん狭くなり、仕事から人間の受け持ちが機械やAIに移されて「仕事の目的」から我々が疎外され、価値観が単色化していき、狭くなった世界がポジティブさを失っ…