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'25.02.23
形式
呼吸の一々が音なき明確な真言となり、目に見える万象が存在顕現であり、時間が目の前に畳み込まれ、俗が聖の現勢態と知られる時、もはや人は何かを聖別する必要はないし、如何なる形式(言葉・概念・儀礼)をも必要とはしない。 しかし…
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'25.02.23
それそのもののために
仏教を学んで何の役に立つのか、仏教徒の立場からインド哲学やヒンドゥイズム、イスラーム神学やスーフィズム、キリスト教神学やキリスト教神秘主義、ギリシャ哲学や宗教哲学を学んで何か利益があるのか。そんなことより金融投資や行政実…
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'25.02.23
集団自殺
近現代、広々として未知の領域がたくさんあった世界が交通や情報革命でどんどん狭くなり、仕事から人間の受け持ちが機械やAIに移されて「仕事の目的」から我々が疎外され、価値観が単色化していき、狭くなった世界がポジティブさを失っ…
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'25.02.23
地籍調査
庭の垣根の外に広大な世界があると知り、垣根を越えようとする人間であれば、つまらぬ地籍調査に意味など見出すだろうか。 そうして垣根の外をさんざん探し回った揚げ句、垣根の外に我が故郷を見出し、垣根の内に外のすべてがあると識る…
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'25.02.23
蜘蛛の糸
神なり法身大日如来なり、万象の起点あるいは基底に存在する「絶対的なもの」は、それその如く措定されるが故に、分割線が引かれた「 」の断片の最初の一撃である。その一撃は〈神〉の側ではなく、我々の必要から生じる業識の揺れによっ…
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'25.02.23
善意の虚構
故に経に云く、羅惹、名を知らざれば人民多く貪殺す。三綱弛び紊れて五常廃絶するときは則ち旱潦飢饉邦国荒涼す。国十善を行い、人五戒を修するときは則ち五穀豊穣して万民安楽なりと。敢えて斯の義を取て身を正しくして物を率う。 ………
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'24.08.20
筏
修行法も経典も儀礼も教義も、それらは筏であって仮設、便宜のものだからいつか捨て去らねばならないし、覚者や成就者には別に何か特別やらなきゃならない勤行や実践があるわけではないけれど、これらの修行法や経典、儀礼、教義が無意味…
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'24.08.20
真正の宗教
最近、ますます「仏教」あるいは「◯◯教」というカテゴライズが窮屈で仕方がない。 言葉で構築されたものは、人類や地球の消滅、また宇宙レベルの幅で考えたらまことに便宜的で不十分なものに過ぎない。 その奥に語られる主客相対や人…
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'24.08.12
歩むこと
真如を体現、成就するには、まず執着やら自我意識が払底していなくてはならない。小さな波に大海がなだれ込み、自他の壁が妄想だったとわかってしまうには、波の状態を維持するサンスカーラたる執着やら自我意識があったら、決して海には…
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'24.08.12
渇き
今日は午前中に棚経をしたあと、午後は葬儀だった。 私は檀家や他人に信心や信仰を勧めはしない。勧められて得られるような簡単なものではないし、それは不可能だ。 信心や信仰は渇きに似たようなもので、炎天の砂漠に投げ出された人が…