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'18.01.12
懺悔と発心
覆えばすなわち長劫に偽獄に沈み 発陳すれば仏の真容を見る 悪を隠せば長く地獄に沈む。悟りを求めれば仏の真相が開く。 「金勝王経伽陀」 ………………………… 悪や煩悩、迷い、無知…それらが今あることは致し方がない。仏になら…
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'18.01.09
四句の偈
『金剛般若経』の真髄は、最後の応化非真分第三十二にあります。人口に膾炙するのは、禅宗方面でよく言及される「応無所住而生其心」(荘厳浄土分第十)ですけれど、経典としての真髄は、紛れもなく応化非真分第三十二。 ここに「この経…
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'18.01.07
恐れと争い
あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 ニュースでは相変わらず戦争や殺人などの暗い話題が多いですが、釈尊が「武器を手にするところから恐れが生じる」(スッタニパータ935)と仰せのように、戦争や…
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'18.01.05
景色
銀雪地に敷き 金華枝に発く 池鏡私なし 万色誰か逃れん 山水相映ず 乍ちに看て腸を絶つ 銀雪が大地に敷かれ、枝々には金色の華となって発光している。池の鏡には風光が明瞭に映され、山と水が融け合った景色に感嘆すること極まりが…
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'17.12.21
言語道断
もし未だ諸法の密号名字の相 真実語如義語を解らざる者の所有の言説 思惟 修行等は悉く是れ顛倒なり 悉く是れ戯論なり 真実究竟の理を知らざる故に 真実の言葉を理解していなければ、いかなる言葉や考え、行為であれすべて誤りであ…
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'17.12.20
宝の蔵
宝珠の辺には必ず悪鬼あって囲遶し、宝蔵の側には定んで盗賊あって窺偸す。 財宝の周辺には悪人が取り囲み、蔵の付近には盗賊が潜んでいる。 「宝鑰第四」 ………………………… 二通りの読みができる。 一つは、素晴らしい教えであ…
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'17.12.19
名と実
物事には「名と実」、言い換えれば「看板と中身」というのがある。 世間に流布するものは看板が先であり、中身は遅れて理解される。また衰退腐敗するのも消え去るのも中身が先で、看板はそれっぽくずるずると流布していく。 僕たちは僧…
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'17.12.17
蜃気楼
遠うして有に似たれども 近うしては物なし 陽炎は、遠くから見れば実在しているように見えるけれども、近づいてみれば何もない。 「性霊集十 十喩を詠ず」 ………………………… 隣の芝生は青いというが、離れてみるとどこか宜しい…
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'17.12.15
金華
銀雪地に敷き 金華枝に発く 池鏡私なし 万色誰か逃れん 山水相映ず 乍ちに看て腸を絶つ 銀の雪が大地に敷かれ 枝々には氷の花が輝いている 凍った池の鏡には風光が明瞭に映え渡り 山と水が溶けあった景色に感嘆すること極まりが…
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'17.12.14
鼻下の糞
人の鼻下に糞あれば 沈麝等の香を嗅ぐともまた臭しとするが如し 鼻の下に糞があれば、上質の沈香や麝香の香りも悪臭に感じられてしまう。 「十住心第九」 ………………………… 仏教の知識や、あるいは幅広い知識を持つ人は多いが、…