प्रज्ञापारमिता
~仏教のおはなし~

  • '12.02.01 三蔵の義

    唐代の円敬という僧侶の『唐故宝応寺上座内道場臨壇大律師多宝塔并序』という長ったらしい題目の本に、「三蔵」を解説した文があります。 三蔵に三義あり。 内は定慧戒を為し、外は経律論を為し、 陀羅尼を以て之を総摂す。 簡潔至極…

  • '12.01.23 覚性源本

    私が死を迎えるその時は、目と鼻の先にある。 しかしだからと言って、長生を望むべきだろうか。 宇宙はいずれ終焉するし、その遥か以前に太陽は冷たくなる。 太陽が冷たくなるよりも以前に地球は焼け落ちるだろうが、 その瞬間を人類…

  • '11.11.26 読経の意味

    ・質問 葬式や法事で、意味不明のお経を読んで何になるの? そもそも、誰の為に読んでるの? ・答え 供養・回向の場において読経は亡者のためです。 少なくとも私は、遺族の癒しのため、などという気持ちで回向の読経をしたことはあ…

  • '11.11.22 帰る場所

    お寺の役割、あるいは僧侶の役割というのは色々あるんだろうけれど、そのうちのひとつとして、「帰って来る場所」というのはあると思う。 とは言っても、それは物理的な場所ではなく、精神的な部分でのことだけれど。 で、その「精神的…

  • '11.11.20

    如何に生きても人は死ぬ。 必ず。 目の前から人はいなくなる。 私もまた。 今まで生きて来た年月を思う時、 残りの人生のなんと短いことだろう。 この短い時間でなすべきことは、 「ほんとう」のことだけ。 心を酩酊させるものは…

  • '11.10.25 殺生

    ダライ・ラマ法王が高野山と大阪に来られます。 が、私は諸般の事情で残念ながら行けません。大阪講演に関しては実家の母親が行くそうですから、あとで感想を聞こうと思っていますけれど。 さて、ダライ・ラマ法王の講演と言えば、一昨…

  • '11.10.19 夜叉の絵

    無智のものは夜叉を画きて自ら画き還って自ら怖る 衆生は三界を造って自ら煎じ還って自ら煮る 愚か者は自分で描いた夜叉に怖れる。 衆生は自分で苦悩の種を作って、それを煮え湯で煎じて飲食している。 「宗秘論」 ………………………

  • '11.10.01 居士仏教

    よく、「大乗仏教は在家起源だ」という意見があります。まぁ平川彰先生の影響が大きいのでしょう。 で、「しかしそれは嘘だ、間違いだ、白昼夢だ」「大乗運動も出家比丘起源だ」と指摘して、「大乗在家起源説は明治以来の形骸化した日本…

  • '11.09.06 霊の過大視

    ・質問 「霊」の問題は、仏教の専門じゃないんですか? ・答え 「霊」ということに関して、あまりに過大視というか重大視というか、そんな人が多いですよね。でも、仏教的にはあんまり意味がありません。 例えば。 ライオンに襲われ…

  • '11.09.01 大乗否定の大乗僧

    私は別に南方仏教が嫌いなわけではないしパーリ訳仏教の伝統は尊重・尊敬していますが、日本人のパーリ訳仏教シンパは、どうして一々「大乗否定」をしなくては気が済まないのでしょうか。私がかれらを批判するのは、南方仏教そのものでは…